
左から:「特別展 笹本晃 ラボラトリー」、「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」、「第60回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館帰国展 毛利悠子 Recompose」
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私たちにとって「食」と「生きること」は切り離せない関係にある。本展では、「食」をテーマに東京都写真美術館のコレクションから14名の作家による写真・映像作品を紹介。食事にまつわる記憶や人とのつながり、高齢化や孤食など現代社会が抱える課題にも目を向けながら、「食べること」と「ともに生きること」の意味を問い直す。ニュースはこちら。
会場:東京都写真美術館
会期:7月2日〜9月21日
映像、彫刻、音、光、言葉を組み合わせた没入型インスタレーションで知られるトニー・アウスラー。映像を立体物へ投影する表現の先駆者として、テクノロジー、人間心理、信念、社会の複雑な関係を問い続けてきた。本展では、初期の作品から最新作までを通覧し、科学、魔術、未確認現象などに関するアーカイヴ資料も紹介する。詳細はニュースをチェック。
会場:TOKYO NODE
会期:7月3日〜9月27日
福岡県出身の洋画家、髙島野十郎の大規模回顧展。独学で絵を学び、美術団体に属さず、流行にも迎合しなかった野十郎は、「孤高の画家」として知られている。本展では、代表作や初公開作品を含む約150点を展観する。書簡やメモなどの資料から、その人間像にも迫る。
会場:渋谷区立松濤美術館
会期:7月4日~9月6日
33歳で早世しながらも、日本近代洋画に大きな足跡を残した前田寛治の生誕130年を記念する18年ぶりの大回顧展。詩的感性と写実性を融合させた画業をたどるとともに、前田が設立に参加した「一九三〇年協会」の設立100周年を記念し、里見勝蔵や佐伯祐三ら同時代の画家たちの作品もあわせて紹介する。
会場:東京ステーションギャラリー
会期:7月4日~8月30日
20世紀を代表する陶芸家、ルーシー・リーの国内約10年ぶりとなる回顧展。ウィーンで陶芸を学び、戦争を機にロンドンへ移ったリーは、時代や土地を越えて独自の造形を追求した。本展では、リーの作品に加え、ヨーゼフ・ホフマン、バーナード・リーチ、ハンス・コパーなど、交流のあった作家たちの作品も紹介する。日本を中心とした東洋のやきものとの関係にも目を向けながら、その優美な造形の源泉を探る。ニュースはこちら。
会場:東京都庭園美術館
会期:7月4日〜9月13日
国際的に注目を集める、日本の女性写真家たちの展覧会。日本写真史はこれまで男性写真家を中心に語られてきたが、本展は記憶、身体、日常、ジェンダーなど多様なテーマの作品を通して、写真表現を新たな視点からたどる。写真に関心のある人はもちろん、幅広い層に開かれた内容となる。キュレーターのインタビューはこちら。
会場:渋谷ヒカリエホール
会期:7月4日~8月26日
ミューぽんで100円OFF!
レンブラントのエッチングと、その影響を受けた芸術家たちの作品を紹介する展覧会。レンブラント・ハウス美術館のコレクションを中心に、国内外の美術館や大学図書館、個人コレクションからの作品や書籍も加わる。版画家としてのレンブラントの革新性と、その表現が同時代から後世へどのように受け継がれたのかをたどる。ニュースはこちら。
会場:国立西洋美術館
会期:7月7日〜 9月23日
食卓を彩る器には、吉祥文様や季節感、客人へのもてなしなど、様々な思いが込められてきた。本展では、日本や中国をはじめとする陶磁器を中心に、多彩な食器を紹介。当時の食文化やもてなしのあり方にも触れながら、「眼で味わうごちそう」としての器の魅力をひもとく。
会場:サントリー美術館
会期:7月8日~8月30日
世界中に愛されているスイスのアニメーションキャラクター・ピングーの大規模展。本展では遊園地をテーマに、実際のアニメーション制作で使用された貴重なクレイモデルとともに、見る・触れる・体験するスポットも楽しめる。ニュースはこちら。
会場:YURAKUCHO MUSEUM
会期:7月10日〜9月6日
日本を代表する版画家・長谷川潔(1891〜1980)の回顧展。フランスで生涯を送り、失われつつあった銅版画技法「マニエール・ノワール(メゾチント)」を独自に復興させた長谷川の代表作を中心に、初期から晩年までの作品を紹介する。さらに、長谷川に影響を与えた19世紀以前の版画や、パリで交流したマティスやデュフィら同時代の作家の作品もあわせて展示。静謐なモノクロームの世界を通して、版画芸術の奥深い魅力に触れられる。
会場:パナソニック汐留美術館
会期:7月11日~9月23日
美術家リチャード・タトルと建築家・青木淳による2人展。タトルは美術作品を「光」としてとらえ、青木は建築を人々の価値観や速度を受けとめる「空気」のようなものとして考えてきた。本展では、美術と建築の異なる視点が交差し、東京オペラシティ アートギャラリーという空間の新たな可能性を引き出す。
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:7月18日〜9月23日
ヴィデオアートの先駆者ナムジュン・パイクの没後20年を記念する大規模展。AIや新たなテクノロジーが急速に発展する現代においても色あせることのないパイクの作品を通し、その創造性や思想を改めて見つめ直す。アーティスト、思想家、哲学者など、多面的なパイク像に迫る。ニュースはこちら。
会場:ワタリウム美術館
会期:7月19日〜11月23日
東京都美術館の開館100周年を、3つの場所にまつわる創作の歴史から見つめる。第一部では、上野に誕生した美術館の歩みを、展覧会や周辺の風景とともに振り返る。第二部では、九州の炭鉱町・大牟田と荒尾で風景を描き続けた江上茂雄の画業を紹介。第三部では、同館最初の収蔵品《百日草の庭》をめぐり、戦前にアルゼンチンへ渡った日本人移民とその家族の物語をたどる。ニュースはこちら。また、「百花繚乱~海を越えた江戸絵画」(7月25日〜10月18日)も同時期に開催される。
会場:東京都美術館
会期:7月23日〜10月7日
夏休みにあわせて開催される、子供から大人まで楽しめる参加型展覧会。絵画や彫刻、写真など館内に隠された様々な「おたから」を探しながら、美術作品との新たな出会いを楽しめる。自分にとっての「おたから」とは何かを考えるきっかけにもなる。
会場:府中市美術館
会期:7月25日〜9月6日
「共創」をテーマにしたチームラボの体験型プロジェクト。「お絵かき水族館」や「まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり」など、来場者同士が作品を通して関わり合いながら世界を創り上げるインタラクティブな作品を楽しめる。
会場:北海道立函館美術館
会期:7月25日〜9月23日
私たちの日常には言葉にならない不安や閉塞感が静かに広がり、都市もまた巨大な資本と人工物に覆われながら均一な多様性へと最適化されつつある。「ぬけみち」はこの現状から、それぞれの手つきで別回路を見出し、自身と社会をつなぐ新たなルートを立ち上げる「生きるための実践」だ。本展では、様々な領域で活動する7組の作家が作品と実践を通して「ぬけみち」を探る。
会場:アーツ前橋
会期:7月4日〜8月30日
リニューアル後の市原湖畔美術館で開催される、劇場型連続個展の第2弾。暗闇の先に広がる異世界を舞台に、笹岡由梨子が高滝ダム建設によって湖底に沈んだ村の記憶や、美術館の前身となった「水中彫刻公園」構想をもとに、新作インスタレーションを展開する。土地の歴史と物語が交差する没入型の展示空間を体験できる。
会場:市原湖畔美術館
会期:7月18日〜9月23日
毛利悠子は国内外で目覚ましい活躍をみせるアーティスト。本展は、2024年の「第60回ヴェネチア・ビエンナーレ」日本館で開催され、大きな話題を呼んだ毛利の個展「Compose」の帰国展だ。日用品や自然物、機器を介して、不規則な動きや光、音を生み出すインスタレーション作品群がヴェネチアでの展示から2年を経て、横浜で再構築(recompose)される。
会場:横浜美術館
会期:7月24日〜11月23日
風の力だけで歩く生命体「ストランドビースト」を生み出したオランダの造形作家、テオ・ヤンセンの展覧会。実物のビーストに加え、スケッチや模型、映像などを通して、その発想や進化の過程を紹介する。芸術と科学を融合させた独創的な世界を体感できる。
会場:富山県美術館
会期:7月4日〜9月23日
1976年の放送開始以来、2500回以上にわたって続いてきたNHKの美術番組「日曜美術館」。本展は放送50周年を記念し、番組に登場した名作・名品100点以上を展示するとともに、出演者の言葉や高精細映像も交えながら、50年にわたる番組の歴史をたどる。東京藝術大学大学美術館のレポートはこちら。
会場:静岡県立美術館
会期:7月18日〜9月27日
20世紀アメリカ具象絵画を代表するアンドリュー・ワイエスは、身近な人々や風景を一貫して描き続けた。本展は、《冬の野》《冷却小屋》《乗船の一行》などの代表作を軸に、「窓」や「扉」といった境界のモチーフに焦点を当て、私的な世界との関わりとして立ち現れるワイエスのまなざしをたどる。光と影を巧みに使いながら静かに語りかけるワイエスの作品は、見る者の心にそっと触れてくるだろう。東京都美術館のレポートはこちら。
会場:豊田市美術館
会期:7月18日〜9月23日
福富太郎は1964年の東京オリンピック開催による好景気を背景に、全国各地にキャバレーを展開した実業家であると同時に、独自の審美眼で数多くの美術品を蒐集していた。知名度に頼らず自身の眼で作品を選び、美術に関する積極的な情報発信にも取り組んだことからそのコレクションの重要性が注目されている。本展では、福富コレクションの全体像を提示。美術史家・山下裕二を監修に迎え、鏑木清方の10数点をはじめ、明治から昭和40年代までの油彩画など絵画作品80余点が展示される。
会場:滋賀県立美術館
会期:7月3日~8月30日
フィンランド生まれのマリメッコは、ファッションやインテリアの枠を超え、新しいライフスタイルとコンセプトを提案するデザインハウス。1951年の創業以来、3500種類以上の独自のプリントデザインを生み出し、日本でも世代を超えて長く愛されている。本展は、多様な年代のドレス、アートワーク、ファブリックを通じて、マリメッコの創造の美学と受け継がれたプリントメイキングの技法に多角的に光を当てる。会場では、アートユニット・plaplaxによるマリメッコの制作プロセスをとらえた映像作品と、デザイナー・皆川明によるインスタレーションも展示される。ニュースはこちら。
会場:京都府京都文化博物館
会期:7月4日~9月6日
19世紀イタリアの画家アントニオ・フォンタネージ(1818〜82)は、スイス、フランス、英国などヨーロッパ各地に滞在し、バルビゾン派やターナーらから影響を受けながら詩情豊かな独自の風景画を生み出した。本展は、光と自然への貪欲な関心をもとに風景画を生涯描き続けたフォンタネージの、初期から晩年に至る作品群を概観する。ニュースはこちら。
会場:京都国立近代美術館
会期:7月18日~10月4日
江戸時代後期に活躍した浮世絵師・歌川国芳(1797〜1861)は、ジャンルにとらわれず当時の江戸っ子たちを喜ばせる作品を生み出し続けた。本展は、「相馬の古内裏」「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」「其まゝ地口猫飼好五十三疋」をはじめとする200点を6つのジャンルに分けて紹介し、国芳の多彩な表現の魅力に迫る。
会場:京都市京セラ美術館
会期:7月18日~9月23日
カール・ヴァルザーは20世紀前半に活躍したスイスの芸術家。優美な線や色彩に深い意味を潜ませた独自の画風と、視覚芸術、舞台、出版文化を横断する総合的な創造活動が近年再び注目を集めている。1908年には日本を訪れ、明治期の風俗や風景も描いた。本展はヴァルザーの日本初の回顧展であり、出品作すべてが日本初公開となる。絵画や素描など約150点を通して、その多角的な創作の魅力に迫る。東京ステーションギャラリーのレポートはこちら。
会場:大阪中之島美術館
会期:7月4日〜9月27日
本展は、ヨーロッパ有数の質と量を誇るドイツ・ケルン市のヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団のコレクションより、フランス印象派とその前後に焦点を当てる展覧会。伝統と新しい芸術のあいだで葛藤したマネやコロー、光の表現を追求したモネやルノワール、理論的に美を追求したセザンヌやシニャック、個人の感性を色彩で解放したマティスやユトリロまで、時代を彩った画家たちが一堂に集う。マネの《アスパラガスの束》やゴッホの《跳ね橋》など42名の画家による70点を通して、近代絵画の潮流とその革新の軌跡をたどる。ニュースはこちら。
会場:あべのハルカス美術館
会期:7月4日~9月9日
『水滸伝』は、『三国志演義』『西遊記』『金瓶梅』と並ぶ中国四大奇書のひとつで、明時代に成立した武侠小説。本展は、『水滸伝』を軸に北宋から清の中国美術と江戸から現代の日本美術を包括的に展観する。多彩な作品や資料を通じて各時代の世相、思想、理想をひもとき、現代への示唆を探る。
会場:大阪市立美術館開館
会期:7月11日~9月6日
2022年に愛知県に開園したジブリパークの“いま”を伝える展覧会。お馴染みのジブリ作品に登場するキャラクターとの出会いを楽しめる、「移動遊園地のような」空間になるという。体験型展示や貴重な資料展示に加え、大人も子供も想像力の世界へ飛び込める貴重な機会になりそうだ。ニュースはこちら。
会場:ATCギャラリー
会期:7月18日~9月26日
笹本晃はニューヨークを拠点に、パフォーマンス、インスタレーション、映像など多様なメディアを横断しながら表現活動を行い、空間に身体を介在させる即興的パフォーマンスで国際的に高く評価されている。本展では、初期の代表作からキネティックな要素が強まる最新作まで、ユーモアと実験精神に満ちた笹本の創作を紹介する。東京都現代美術館のレポートはこちら。
会場:国立国際美術館
会期:7月19日〜11月3日
映画の枠を超え、「ゴジラとは何か」という問いを現代アートで表現する展覧会。国内外のアーティストが、ゴジラ生誕70周年を記念して、それぞれの視点から制作した作品を通して、多面的なゴジラ像を提示する。
会場:神戸ゆかりの美術館
会期:7月5日〜9月6日
アニメ化30周年を記念し、『攻殻機動隊』シリーズを横断的に紹介する初の大規模展。歴代作品に加え、サイエンスSARUによる新作アニメ関連資料も展示予定。原画や設定資料、絵コンテなど1600点を超える貴重な資料と体験型展示を通して、シリーズの世界観を多角的に紹介する。TOKYO NODEのレポートはこちら。
会場:兵庫県立美術館
会期:7月17日〜8月30日
「南都仏画(なんとぶつが)」とは、南都と呼ばれた奈良に古代から受け継がれた仏教絵画のこと。本展は、南都仏画の歴史を仏画・仏像の名品とともにたどる初の試みだ。米国・ボストン美術館と奈良国立博物館の国際共同企画として、ボストン美術館が所蔵する南都ゆかりの仏画が一挙里帰りする点も見どころのひとつ。幻の名画と仏像が一堂に会する。
会場:奈良国立博物館
会期:7月18日〜9月13日
ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也による人気展。身近な日用品とミニチュア人形を組み合わせた写真や立体作品約150点を展示する。フォトスポットや会場限定作品も登場し、大人から子供まで楽しめる内容となっている。
会場:奥田元宋・小由女美術館
会期:7月4日〜8月20日
世界最初の被爆地である広島市は、美術を通して世界の恒久平和と人類の繁栄を願う「ヒロシマの心」を発信することを目的に、1989年からヒロシマ賞を3年に1度授与してきた。本展は第12回ヒロシマ賞受賞者、メル・チンの受賞記念展。日本初の個展となる本展では、代表作を通してメル・チンの創作の軌跡をたどるとともに、ヒロシマのために制作された新作を展示し、アートによる社会変革と自己変容の可能性を提示する。ニュースはこちら。
会場:広島市現代美術館
会期:7月25日〜10月12日
高知県立美術館のコレクションからふたつの特集展示を開催。展示室Bでは、戦争の惨禍を描いたオットー・ディックスの版画集『戦争』を紹介し、展示室Cでは柳幸典の代表作《ヒノマル・イルミネーション》を公開する。戦争や国家、記憶をテーマにした作品を通して、現代社会を見つめ直す機会となる。
会場:高知県立美術館
会期:7月19日〜9月22日
ムーミン小説出版80周年を記念する展覧会。ムーミンの生みの親であるトーベ・ヤンソンの油彩画や風刺画、「ムーミン」の原画、スケッチ、愛用品など約300点を展示する。ムーミンの世界を体感できる展示に加え、日本では紹介機会の少ない壁画作品にも注目したい。
会場:福岡市美術館
会期:7月4日〜8月30日